三上弘恵（みかみひろえ）

• Be Happy 代表
• スピリチュアル ライフコーチ
• 特定非営利活動法人 心の救急箱 理事長
• EFT-JAPAN認定インストラクター
• タッピングタッチ・インストラクター
• コスモマップ マスターインストラクター
• 広島市男女共同参画推進委員
• 日本コーチ協会広島チャプター 運営委員

心を解放するタッピングセラピーEFTを知り感情で苦しんでいる100人にEFTを実施後、

レベル1、2、3、ハワイ合宿、受講。EFT-Japan認定プラクティショナーを取得後、現在は
EFT-Japan認定イントラクター。交流分析、NLP、エリクソンの発達心理学、心と身体の
バランスをとるサイモスセラピーを学ぶ。 キネシオロジー、メタファーをアメリカにて習得。

スピードコーチング社認定コーチ、CTI、coach Angel Wing コーチングスクール終了。目標達成のビジョン実現ツール「倍速実現マップ」コスモマップ・マスターインストラクター。

世界ナンバーワンコーチ、アンソニーロビンズのコーチングを主体とした Date with Destiny
2006年、2007年修了。2008年クルー参加(オーストラリア)。2009年UPW参加。

「自由な心・健康な身体・目的ある人生」を生きるには「いまここ」のあり方が大切なことを
伝えていきたいと「Be Happy」を設立。メンタルケア、グリーフケアについて学び始める。
(ジャーニー・アーユルヴェーダ・本田健メンタープログラム、リーダーシッププログラムなど)

ビジネスにおいても、ライフスタイルにおいても、プロセスを重視しながら、本質を探り、結果を目指すセッションを提供。
2009年から日本コーチ協会広島チャプター設立に向け、準備委員、運営委員として関わる。

感情のマネジメントにフォーカスした、 コーチ、カウンセラー、セラピストとして活動。個人
セッションの他、目標達成への道のりが明確になる「コスモマップ」や、自分らしく自己実現を目指す「幸せな自己実現への1stステップ」「経験ゼロからスタートするセミナー講師養成」講座、感情の解放、メンタルヘルスのための「EFT」「タッピングタッチ」など、数種のセミナーを開催している。

また、2011年1月には、EFT広島の活動を、拡大して「特定非営利活動法人心の救急箱」を設立、ボランティア活動にも携わる。

現在は、スピリチュアルな視点でのライフコーチングにより、人生の目的を知り、
ビジョンを生きるセッションを提供している。

　　　
仕事のきっかけ　(ここからは、ちょっとコアなプロフィール)

私が今の仕事をすることになったのは、夫の死がきっかけでした。
2001年に夫が突然亡くなり、私の人生にぽっかりと穴が空きました。

しばらくは何を見ても感情が起こりません。人前では、平静を装い、仕事をし、
家に帰ると泣いてばかりの毎日でした。
バスや電車に乗っていても、突然涙がこみ上げてきて、戸惑いました

あまりにも大きなショックで、無感覚、無力感、悲しみ、孤独、絶望、悔しさ、苦しみ、
怒り、罪悪感、自責の念・・・など、あらゆる感情が、時間とともに入れ替わり
押し寄せてきます。

その中で、今までのことを思い出し、懐かしさや、感謝や喜び、愛を感じることもあります。
苦しかった時に支えてくれてた家族や友人の存在が、ありがたいという気持ちも湧きますが、
最終的には喪失感に打ち消されます。

パートナーがいる人の悩みを聞くと、あなたには喧嘩する相手が存在しているじゃない、
私には触れたくても、もう触れることができない。
寂しさ、言い知れない怒り、なんで私だけがという悔しさ。
そんな、あらゆる感情が、今まで感じたことがないくらい、深く襲ってきました。

悲嘆に暮れていた最中、自分の病気が発覚しました。
命に係わる病気ではなかったけど、手術するかもしれない、手術にはリスクが伴う、
失敗したら・・・など、悪いことばかりを考え、自分の死を強く意識し、
怖さでパニックになりました。

その後、手術はしなくても済みましたが、
誰といても深い孤独感があり、２年間は外に出ることも苦痛で、
生活の中から笑いが消えました。

生きていく希望が全く持てないほどの喪失感、深い悲嘆でした。

体は、緊張感と疲労感で、食べられない、味を感じない、眠れない、
余計な事を考えないように、わざと自分を忙しくして休まない。
その結果、ふらつきやめまいなど起こり、体は限界まで達し、悲鳴を上げていました。

強制的に休ませる機能が働いたのか、熱が出たり、体が動かなくなりました。
その後、自分に少し優しくして、忙しさを徐々に手放すようになりました。

そんな中、一周忌や三回忌、とはよくできているもので、２年を過ぎたあたりから、
落ち着いてきたのを機に、少し外の世界に目を向けてみようと、出かけるようになりました。

私のことを知ってる人がいない場所、遠く東京や大阪に出かけました。
それは、詳細を聞かれなくてすむから。プライベートなことを聞かれるのがイヤでした。
聞かれても上手くはぐらかしていました。

セミナーや交流会で出合った人から、色んな情報が得られました。
自己啓発、コーチング、心理学、感情解放EFT、キネシオロジー、呼吸法、各種セラピー、
瞑想、・・・などです。
私は、興味のあるものを片っ端から学び、できるものは実践してきました。

空虚感や不足感から貪るようにして学んだ中で、私が気付いたことは、
「ありのままの自分を受け入れる」こと、「心の自由と平安がもたらす幸福感」でした。

今まで、親や世間、社会から知らず知らずの内に身に着けていた鎧に気づきました。
なぜ今の自分はダメだと思っているのか?　
なぜ私はある出来事や人に対して、異常に反応してしまうのか?
私自身、人の目、常識、観念といった、たくさんの囚われているものがありました。

それらの思い込みから、少しずつ心を解放することで、私自身の自由度が広がっていき、
可能性が見えてきました。生きる希望が見え、自信がついてきたのです。

勇気のいることにもチャレンジし、セミナーを開催するようになり、
コーチングやカウンセリングの個人セッションも始めるようになりました。

そして、私だけでなく、同じように悩んでいる人にも、心が自由でいることの素晴らしさを
伝えたいと、心のケアのボランティア活動を始め、NPO法人心の救急箱を立ち上げたのが、
夫の死から10年経った、2011年でした。

奇しくも同じ年に、3.11の東日本大震災で、未曽有大惨事が起こり、何万人もの人が、
大切な人や家、財産、仕事・・・を失う、といった莫大な被害を被りました。

惨事ケアやグリーフケアの必要を感じ、学び始めた時でした。
私と同じ喪失を感じている人が大勢いるのだと思いました。

私にとっては、夫の死は大惨事でした。
10年という年月を経て、ようやく当時の自分の痛み、その後のプロセスを、
よくやった、頑張ってきたと、受け入れられるようになりました。

悲しんで嘆いている自分を認め、その経験を大切に思える自分と、新たに出会うことができたのです。

目に見える世界には夫はいなくても、自分の中に夫の存在を感じ、
愛と感謝の気持ちが溢れるようになりました。

夫の事を苦痛を感じることなく、平常心で話せるようになったのは、
ごく最近のことです。
私のグリーフケアが完了したのを感じました。
今でも、夫の事を思うと、悲しいし寂しいです。

亡くなったことを自分なりに納得することは、
悲しみが無くなることではありません。
失ったことを忘れるのではありません。
その寂しさを克服することではありません。
苦しみに打ち勝つことでもありません。

その悲しみを受け入れること、起こってくる様々な感情を感じ尽くす過程が、
癒しになります。

そのプロセスの中で、以前より強くなったと感じたり、
失った人とさらに深い絆で結ばれていることを感じたり、
大切な人が自分の中で生きていることを感じたり、
さらに自分自身に対する理解と愛が深まってきます。

自分の人生を、自分らしく、心豊かに生きよう。

それが亡くなった方からの贈り物を受け取ることだと思います。

私の経験と、今までの学びが、
少しでも誰かの手助けになることができれば幸いです。